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DOCG Montefalco Sagrantino
DOCG モンテファルコ・サグランティーノ
州 | |
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ワインのカテゴリー | 赤、甘 |
主なブドウ品種 | サグランティーノ 100% |
DOCG昇格年 | 1992年 |
生産規定 | 法定熟成期間は12月1日以降33ヶ月以上(赤ワインは木樽熟成12ヶ月以上)。 パッシート用に厳選された房は熟成前2ヶ月以上ラックの上で乾燥させます。 |
ブドウ総作付け面積 | 415 ha |
生産量 | 8.293 |
タンニンの存在感が特徴的な赤ワイン
モンテファルコ・サグランティーノDOCGはウンブリア州中心部の小規模なエリアで生産されています。この辺りの土壌は主に粘土質や石灰質で、標高は220m~472mの緩やかな丘陵地となっています。サグランティーノの名はSacro(神聖なの意)、Sacramenti(聖餐式の意)に由来していると言われ、古くからこの地で修道士により栽培されていました。ブドウを持ち込んだのは、スペインのフランシスコ会の修道士とも、ギリシャのビザンチンの修道士とも言われており、中世以降は布教活動によりワインの重要性が高まりました。また、モンテファルコのワインは枢機卿やローマ教皇への贈り物とされたことも記録に残っています。サグランティーノはモンテファルコ周辺でしか栽培されていない土着品種です。世界一ポリフェノールの含有量が多いと言われ、果皮は濃厚な色合いで厚く、果粒は隙間なくぎっしりと詰まって実ります。ワインの香りにはブラックベリーやコンポート、黒系スパイス、メントール、バルサミコのようなニュアンスがあり、味わいはしっかりとした果実味に加え力強いタンニンが感じられるのが特徴です。