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Pelaverga Piccolo
ペラヴェルガ・ピッコロ

ブドウの種別 | 黒 |
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歴史/概要/解説 | 歴史:ペラヴェルガ・ピッコロは非常に古い品種で、ヴェルドゥーノ、ラ・モッラ、ロッディの各自治体の領域に昔から存在しているため、ランゲ地方が原産地であることは確かなようだ。ペラヴェルガ・ピッコロと思われるブドウについての最古の記録は、1400年代の終わりに作成されたヴェルドゥーノの法令に見られる。 また、ペラヴェルガの誕生秘話として、18世紀初頭にヴェルドゥーノ出身の司祭、福者セバスティアーノ・ヴァルフレ氏がサルッツォ地区からペラヴェルガのブドウの新芽を持ち込みワイン造りを始めたという説がある。しかしながら、現在のサルッツォ産のペラヴェルガとはブドウの大きさに大きな違いがあり、別の品種として区別されている。ヴェルドゥーノ産のものは粒が小さく、これが名前に付く形容詞「piccolo(小さい)」の由来である。 19世紀半ばの国王カルロ・アルベルトは、ヴェルドゥーノ城のカンティーナでバローロのブドウを使って醸造学的な実験を行ったと言われている。その宮廷生活は、ヴェルドゥーノ・ペラヴェルガのおかげで退屈することはなく、国王はこのワインの熱狂的なファンであったという。実際、宮廷関係者の間でも、飲みやすくスパイシーなこのワインを媚薬の効果があるとして常に利用してきたそうである。 やがて時を経て、ペラヴェルガの栽培は減少していき、ブレンド用のブドウとしてのみ使用されるようになった。1970年代になってこの品種のオリジナリティが見直され、単一で醸造されたワインが近年高い評価を受けるまでになった。 一方で、土地を所有するヴェルドゥーノ市はトリノ大学とミラノ大学の農学部に実験用のブドウ畑として区画を提供し、ワインに関する科学的な研究に貢献している。 1995年にイタリア全国ブドウ品種記録書に登録された。現在、生産者数は11余り、年間生産量は約14万本。 房:果房は中~大きめの円すい形か細長いピラミッド型で、やや密着している。一つか二つの岐肩を持つ。果粒は中~小さめで長球。果皮は青黒く、蝋粉にしっかり覆われている。成熟はやや遅めで、10月初旬頃。 葉:中~大きめ、五角形でたいてい三裂している。表面は深い緑色で、デコボコがあり毛はない。 外観:透明感のあるルビーレッド色で濃淡は基本的に淡い。粘性はやや強め。若くても紫の色調はあまり見られない。 |
栽培面積(ヘクタール) | 6 ha |
シノニム | Pelaverga di Verduno |
原産地呼称 | DOC Verduno Pelaverga |
Vino Hayashi アナライズ |
糖度 7.51% 酸度 0.84% 塩分濃度 0.07% ※Vino Hayashiが試飲した7本の平均値 |
ワインの特徴 | 淡いルビー色が特徴。イチゴを思わせるフルーティーな香り。味わいはドライで白コショウなどのスパイシーさが感じられる。適度なボディとアルコール度がある。時にネッビオーロやバルベーラとのブレンド用として使用される。 |
香りの要素 | 還元している印象のものも一部あったが、全体的にふんわりと甘く爽やかであった。赤い果実はチェリー、ラズベリー、イチゴ、クランベリー、レッドカラントなど、どちらかというと完熟した状態からシロップ漬けやジャムの状態に感じられた。お花はバラ、ゼラニウム、スミレなど、ハーブはローズマリーやローリエなど、やや乾燥した印象もあった。スパイスはペッパーなどの爽やか系を中心とし、シナモンや甘草などの甘苦 系もあった。 |
Vino Hayashi サジェスチョン (アッビナメント) |
Carne cruda(牛肉のタルタル)/Tajarin al tartufo bianco(タヤリン・アル・タルトゥーフォ・ビアンコ)/甲殻類などのしっかりとした魚介料理/サラミ・サルシッチャ/フレッシュ~セミハードチーズ(ムラッツァーノDOPなど) |