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DOCG Canelli
DOCG カネッリ
州 | |
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ワインのカテゴリー | 白(微発泡) |
主なブドウ品種 | モスカート・ビアンコ 100% |
DOCG昇格年 | 2022年ヴィンテージより(見込み) |
生産規定 | 法定熟成期間なし。 |
ブドウ総作付け面積 | 100 ha |
生産量 | 67,5 hl |
近年正式昇格予定の新DOCG
アスティ発祥地であるカネッリ村では手摘みによる収穫し認められておらず、ブドウ畑は標高165~500mの丘陵地帯と定められています。面積は合計で僅か100ヘクタールのため、カネッリの生産量は増えてはいるものの約50万本と少なく、アスティの中でも1ランク上の位置づけです。生産者はこの村で造られるモスカート・ダスティの品質に自信を持っていることから、2001年に大量生産型のアスティDOCGとのクオリティの差別化を主張して独立を目指し、カネッリ村は2011年にアスティDOCGのソットゾーナ(特定地域)とされました。そして2019年5月にイタリア農林省およびピエモンテ州においてラベルにモスカート・ダスティDOCGカネッリと表記する暫定ラベルの認証を得ることができ、DOCG昇格への道が開けました。2021年5月、「国立原産地呼称委員会」はDOCG昇格が適当と判断してEU(本部・ブリュッセル)に申請を申し出ており、近年Canelli DOCGもしくはMoscato di Canelli DOCGとして正式に昇格予定。30ヶ月以上の熟成を定めたリゼルヴァもリリースされ、銘柄のクオリティに期待が高まっています。