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DOCG Carmignano
DOCG カルミニャーノ
州 | |
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ワインのカテゴリー | 赤 |
主なブドウ品種 | サンジョヴェーゼ50%以上、カナイオーロ・ネーロ20%まで、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランは10%以上~20%以下。 |
DOCG昇格年 | 1990年 |
生産規定 | 法定熟成期間は19ヶ月以上(うち木樽熟成8ヶ月以上)、リゼルヴァは36ヶ月以上(うち木樽熟成12ヶ月以上)。 |
ブドウ総作付け面積 | 120 ha |
生産量 | 3.064 hl |
セパージュはサンジョヴェーゼ50%以上にカベルネ種を使用
フィレンツェから西へ約 30㎞。トスカーナの丘陵地に位置するカルミニャーノでは、エトルリア時代(紀元前8世紀~紀元前1世紀頃)からワインが造られていたことが発掘調査で明らかとなっているほど歴史の深い銘醸地です。1716 年、メディチ家のコジモ3世は独自の政令で境界線を区切って、特別なワイン生産地域を限定しました。カルミニャーノはそのうちのひとつで、キャンティなどと共にイタリア最初の原産地統制呼称の基となりました。カルミニャーノDOCGの一番の特徴は、サンジョヴェーゼを主体とした上で、カベルネ・ソーヴィニヨン、もしくはカベルネ・フラン、( もしくはそのブレンド)を10%以上20%以下での使用が義務付けられていることです。生産者はブレンド比率やブドウ品種を選択できるため、各社の個性が表れる銘柄です。味わいにおいては骨格がありつつも、タンニンは柔らかくエレガントに感じられます。