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DOCG Rosazzo
DOCG ロザッツォ
州 | |
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ワインのカテゴリー | 白 |
主なブドウ品種 | フリウラーノ 50%以上、ソーヴィニヨン・ブラン 20~30%、ピノ・ビアンコ &/or シャルドネ 20~30%、リボッラ・ジャッラ 10%以下。 |
DOCG昇格年 | 2011年 |
生産規定 | 法定熟成期間はなし。 |
ブドウ総作付け面積 | 22 ha |
生産量 | 206 hl |
通年風がよく通る銘醸地
ロザッツォは元々コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリDOCのソットゾーナ(特定地域)とされていたものが2011年にDOCGとして昇格しました。フリウラーノを50%以上とし、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ビアンコ、シャルドネといった国際品種や土着品種のリボッラ・ジャッラをブレンドして造られます。生産エリアは州東部の丘陵地。地中海気候の最北となるこの地域は、一年中風が吹いていることが大きな特徴です。秋から春先にかけて、北側のアルプス山脈から吹く冷たい北西の風「ボーラ」。時には台風並みとなるこの突風が雲や湿気を吹き飛ばすことで、冷涼で乾燥した気候となります。一方春から秋にかけては南側30kmの距離にあるアドリア海から暖かい風が吹き込みます。このおかげでイタリア北部に位置していながらもブドウがしっかりと成熟できるのです。フリウリ地方東部の丘陵地は「白ワインの聖地」として有名で、多種多様な白ブドウが栽培されています。いきいきとした瑞々しいワインや高品質なワインで定評があり、リヴィオ・フェッルーガをはじめ、グラヴネルやヴィエ・ディ・ロマンスといったような偉大な生産者も数多く見られます。